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message from sudo 2018年10月19日 須藤 亮


当研究室ではシステムデザイン工学のコンセプトやテクノロジーを基盤として、工学・医学・生物学の複合領域の研究に取り組んでいます。 大枠で言うとバイオエンジニアリング(生体工学)の研究で、研究テーマはいずれも「要素としての細胞がいかにしてシステム(多細胞の組織・臓器)を構築しているのか?その現象を支配する法則は何か?」といった点に着目していて、まさに生命システムを対象としたシステムデザイン工学であるといえます。具体的には以下のような研究テーマに取り組んでいます。

◆ 肝臓再生のシステムデザイン工学(BioMEMS、Liver on chip)
◆ がん治療戦略のマイクロバイオメカニクス(グリオーマ幹細胞、ヒト患者由来胆管がんオルガノイド)
◆ 微小循環を支配する血管工学
◆ 脳神経・血管の組織工学(Brain Tissue Engineering)
◆ 脱細胞化臓器とBioprintingによるトップダウン組織工学
◆ 細胞力学に基づく曲面のメカノバイオロジー

生命システムを対象とした研究というと、工学は関係ないと思ってしまうかも知れませんが、実は工学的なアプローチによって医学・生物学の研究は大きく進化を遂げようとしています。また、このような生体医工学の研究は、将来の先進的医療技術の発展につながり、超高齢社会を迎えている日本において、人々のQOL向上に貢献していくことが期待されています。

現在私たちの進めている研究は最先端の分野なのでまだ教科書がありません。皆さんがこれまでの大学1〜3年生で学んできたような答のある勉強とは異なり、答のない難問に対してシステムデザイン工学の知識を総動員してチャレンジしていかなければなりません。とてもやりがいがあり、唯一無二の発見にわくわくするような研究分野です。特に、大学院まで研究を続けると、最先端の研究内容を体験できると思いますし、世界に情報発信できるようなバイオエンジニアに成長すると思います。

SD科における当研究室の大きな特徴は、実験を主体に研究を進めていることです。 たとえば、マイクロ流体デバイスの設計・製作を武器として生物・医学分野の研究者ができないような臓器再生手法を開発しています。 世界の中で自分にしかできないような独自の研究を行い、新しい知見を発見し、世界に研究成果を発信することには言葉では説明できない達成感があり、実はどんな娯楽よりも楽しいことです。 皆さんにも学生時代に是非そのような経験をしてもらいたいと思っています。

超高齢社会の日本では今後の医療・ヘルスケア産業の発展が期待されています。 将来、エンジニアとしてこのような新しい分野で活躍してみませんか? 具体的な研究内容の説明や研究室の見学などに関しては、以下の研究室説明会に参加してください。

2018年度 須藤研究室説明会

第1回 2018年11月6日(火)12:30〜@ 厚生棟中会議室(生協食堂の上です)
第2回 2018年11月20日(金)16:00〜(全体説明会終了後)@ DS43
第3回 2018年11月29日(木)14:45〜@ DS33


※上記の日程以外でも研究室見学に対応します。
気軽に以下の連絡先にコンタクトしてください。
修士1年 木保 和也(kibo@sudo.sd.keio.ac.jp)
教員 須藤 亮(link)